【研修トピック】ウイズコロナ、オンライン世代に必要な「新入社員研修」とは?
2月も半ばに入り、そろそろ「新入社員研修」の準備に本格的に取り掛かからねば、と思っている人事・教育担当者の方も多いと思います。
ところで、改めてお伺いいたしますが、今考えている研修内容は、本当に4月から入社してくる新入社員に合ったものになっていますか?
当たり前のように、数年前からの研修内容を踏襲して、
「職場のマナー」「上司・先輩とのコミュニケーション」「仕事の進め方」などとやっていると、
とんでもなく的外れな内容になってしまいますよ。
1. これから入社してくる新入社員のことを知っていますか?
①新入社員を取り巻く社会の環境
さて、ここ数年、入社してくる新入社員を見ていてこのようなことを感じる方が多いのではないでしょうか?
・受け身で「待ち」の姿勢だな
・積極性に欠けるな
・人間関係が希薄だな
・なぜか根拠のない自信を持っているな
・根拠のない自信を持っている割に落ち込みやすいな
・競争意欲に欠けるな ・・・etc
これらは何も皆様の会社に入社してくる新入社員に限ったことではありません。
学校教育の環境変化、ゆとり教育の影響、SNSの多様化など、様々な要因が複雑に絡み合って起こっている事象となっています。
また、2年前からは新型コロナウィルスの影響により、ただでさえ人間関係作りが苦手で落ち込みやすいという特徴があるにもかかわらず、
リモートワークで出社もなかなかできなかったり、出社していても社内は全員マスクをしていて顔もしっかりと認識することができにくい、
歓迎会や飲み会も開催しづらいなど、新入社員にとっては社内での人間関係を築いていくキッカケさえもままならない状況が続いています。
②いまどき新入社員を理解するキーワード
今の新入社員を表現するキーワードをまとめてみると、
●「競争環境の激減」による「比較への耐性減」
●「上下環境の激減」による「敬う経験の不足」
●「もらう量の激増」による「当たり前の意識」
ということになります。
つまり、周りと競わせるとつぶれ、先輩に対する態度を注意されて落ち込み、仕事を丁寧に教えてもらえなかったらヤル気を無くして辞めてしまう、という子たちなのです。
2.新入社員育成のポイント
①新入社員の「承認欲求」を満たすこと
そんな新入社員を育てるうえで、必要なことは「承認してあげること」です。
昨日と比べて少しでも成長したところがあれば、それを見つけて認めてあげるのです。
「昨日よりもたくさんできたね。頑張ったね。ちゃんと見てるよ。次はもう少したくさんできるように明日も頑張ろうか」と言葉をかけてあげるのです。
小学生じゃあるまいしと笑ってはいけません。
これが今の子どもたちの実状なのです。
②全社を巻き込んだ「育成チーム」を作れ
また、人事担当者、上司、先輩がチームになって新入社員を育てるという体制づくりが必要です。
組織全体に“チーム育成”の環境を作るのです。
若手人材の採用が年々困難になるなか、新人育成を最重要課題のひとつと位置づけることが必要です。
③人事担当者の役割
まず人事担当者は、現場で育成を担当する上司・先輩に、
①多くの費用と時間をかけてやっと採用できた貴重な人材だから、あきらめず、丁寧に育成してくださいとお願いする。
②採用段階でやりとりした本人の考え、希望などを伝えておくことです。そうすることで、現場に行ったら「話が違う」というすれ違いを避けることができます。
そして、③本人と定期的に面談をして、何か困っていることはないか、常に気を配ることが必要です。
④現場の上司・先輩の役割
そして、現場の上司、先輩は毎日の成長を認める言葉をかけてあげながら丁寧に業務指導をします。
できたことは褒め、失敗したことは原因を探りながら改めて指導する。もちろん時には叱ることも必要ですが、叱るのは、その失敗した行為についてのみ。あくまでも冷静に指導し、感情に任せて過去の失敗を持ち出してきたり、人格否定をするなどしては絶対にいけません。
また育成をする過程で大事なことは、「明確な目標を提示してあげること」です。一年後にはこうなってほしいという長期の目標と、3ヶ月毎くらいの短期の行動目標を示します。そうすることで、本人もやるべきことが具体的に見えてきます
加えて、会社全体の取り組みとして、親睦会やリクリエーションなどもあると他部署の人とも交流が図れて帰属意識が高まるかもわかりませんね。そうやって、人とのつながりや接触回数が多ければ多いほど離職防止に有効になります。
3. 【お勧め研修】新入社員向けマインドセット研修 「ルーキーシップ研修」
コロナ禍、オンライン授業、リモートでの就職活動を経て入社する新入社員、そんな今だからこそ、新入社員の方たちには様々な理不尽に負けることなく、
腐ることなく、しっかりと自立していただき、社会人として成長していくための考え方と行動をきっちりと身につけていただきたいと考えております。
このルーキーシップ研修ではそんな新入社員が社会人として成長していくための考え方と行動をお伝えし、
新入社員一人ひとりの特徴に合わせた育成の仕方まで研修後にフィードバックさせていただきます。
①当協会の人気ナンバーワン講師が担当!ルーキーシップ研修のポイント
●今年入社する新入社員に最も必要とされている“自立・自責”を促し 自立型人材へ導くために、知っておくべき考え方をお伝えします。
●新入社員として、「教えられ上手」「育てられ上手」「叱られ上手」になる重要性を伝え、上司・先輩が指導したいと思えるモラル、知識、スキルを教えます。
●研修後、貴社にご訪問し貴社受講者全員のフィードバックを実施します。研修後具体的にどう行動すればよいかをお伝えします。
②2日間の研修プログラム
1日目 学生から社会人へマインドチェンジ
1.本研修で伝えたいこと
1)意欲→行動→結果
2)研修の受け方
3)経済情勢の変化
2.自立・自責の考え方
1)成長できる人材とは?
2)クサって損をするのは自分
3)本物の会社・本物の人材が生き残る
3.会社はお金儲けの筋肉トレーニング事務所
1)会社はたくさんの負荷を与える
2)辛い、しんどいと思うのは成長している証拠
3)筋肉痛を克服することが成長となる
4)新入社員が必ず陥る3つの筋肉痛
4.性格分析テスト・価値観テスト(ワーク)
1)周りからどのように見られているか?
2)長所と短所を知る
3)タイプ別の行動の特徴
4)5つのやる気のスイッチ
2日目 教えられ上手になるためのビジネスマナー
1.会社組織を理解する
1)会社の仕組みとは?
2)会社組織における役職とは?
3)組織での働き方とは?
2.なぜ、ビジネスマナーが必要なのか?
1)誰のためのビジネスマナー?
2)やらされているマナーは続かない
3)マナーは教えられ上手になる第一歩!
3.上司・先輩に好印象を与える挨拶・服装・通勤マナー
1)上司・先輩が期待している挨拶って何?
2)オシャレと身だしなみの違い
3)新入社員は何時に出社するのが正解!?
4.社会人としてのビジネス文書
1)最も使われるビジネスメールの書き方
2)ビジネス文書の基本
5.社会人が知っておかねばならぬコンプライアンスとは?
1)そもそもコンプライアンスって何?
2)無意識にやってしまうコンプライアンス違反
3)コンプライアンスを遵守しないとこんな危険が潜んでいる
4月4日(月)・5日(火)2日間コースで開催する新入社員「ルーキーシップ研修」の参加者を好評受付中!
お申込みはコチラから
https://kmcanet.com/220404-yoshikawaseminar/
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<文責:研修担当 増岡>