福地 光男

福地 光男
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福地 光男 (ふくち みつお)

国立極地研究所 名誉教授
総合研究大学院大学 名誉教授
第33次日本南極地域観測隊 観測隊長兼越冬隊長

講師カテゴリー

  • 政治・経済
  • 地方創生・地域活性
  • 経営・ビジネス
  • リーダーシップ・マネジメント
  • ビジネス研修
  • リーダーシップ・マネジメント
  • 新入社員研修
  • 安全大会
  • 防災・危機管理
  • コミュニケーション
  • メンタルヘルス
  • 健康管理
  • セルフマネジメント
  • モチベーション
  • 夢・希望・挑戦
  • 意識改革・気づき
  • SDGs・ESG
  • SDGs環境
  • 人権・福祉・介護
  • 男女共同参画
  • 平和・国際・異文化
  • ボランティア
  • 環境・防災・防犯
  • 環境問題
  • 防災
  • 学校教育・PTA・育児
  • いじめ・不登校
  • 受験・進路
  • 学生向け
  • 歴史・文化・科学
  • 歴史
  • 自然科学
  • サイエンスショー
  • ライフスタイル
  • 食生活・料理・健康
  • ライフプラン・自己啓発

出身地・ゆかりの地

北海道 栃木県 アメリカ合衆国アラスカ州 オーストラリア タスマニア州

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プロフィール

昭和22年(1947年)栃木県宇都宮市に生まれ
県立宇都宮高校卒業後、北海道大学水産学部・水産学研究科修士・博士課程を修了。

昭和50年(1975年)から平成24年(2012年)まで日本南極地域観測事業(所管文部科学省)の
中核機関である国立極地研究所に勤務(助手・助教授・教授を経てセンター長・副所長)。
退職後の2年間は極地研と東京海洋大学の特任教授、
その後の2年間(平成28年3月まで)は北海道大学東京オフィス所長。

極地研勤務期間は南極・北極海域のプランクトン群集の生態について数多くの現場観測を行い、
平成5年(1993)からは総合研究大学院大学教授を併任し多くの博士課程学生を指導した。
また他大学での非常勤講師も務めた。此の間、国内外の国際学術雑誌に多くの研究論文を公表した。
南極研究科学委員会の日本代表や多くの国内外関連委員会などの委員を務める等、南極域の国際協力を推進し、
特にオーストラリアやフランスとは複数の観測船を導入した国際海洋計画を初めて実施した。
北極域では米国アラスカ大学やカナダのラバル大学を中心とした数多くの国際プロジェクト等を推進した。

平成26年(2014年)日本海洋学会宇田賞受賞。
南極や北極の観測について小中高校で数多くの講演を実施、他にも地方公共団体等にて講演を行った。
国内ラジオ・テレビ番組出演の他に、
アラスカ州アンカレッジの環境フォーラムでの基調講演の折には地元のラジオトーク番組に出演した。
読売旅行主催の南極クルーズでは航海中の南極講師を務めた(2013,14,18年)。

趣味は、フライフィッシング、テニス、ジョギング、野外料理

講演テーマ

【南極観測と地球環境】

1957年の地球観測年に始まる日本の南極観測事業(文部科学省)から分かってきた南極地域の自然現象の解明が、近年の全地球規模の環境変動と大きく関わっていることが明らかになり、また、南極の自然現象から地球規模環境変動のシグナルを検知できるようになってきた。これら60年の研究成果を説明し、地球環境との関わりを紹介する。

【南極昭和基地の越冬生活の苦労や苦心】

これまでの南極観測へ参加(第18次夏隊、第20次夏隊、第23次越冬隊、第27次夏隊、第33次越冬隊・観測隊長)した経験から、昭和基地の越冬観測の様子、様々な専門分野の観測隊員の生活の様子、閉鎖社会となる越冬生活の工夫、等について紹介する。また、どのようにして観測隊員となるかについて説明する。
南極昭和基地における一年間の越冬生活は外界との交流が全くない閉鎖社会となる。一方で最近のインターネットと通した国内との連絡は可能となる、特殊な環境下での生活の工夫が必要となる。

【北極海と南極海の海洋生態系、プランクトンの世界が地球を救う】

何故、ホッキョクグマは南極にいないのか?ペンギンはどうして北極にいないのか?北極と南極の海洋生態系の違いを説明し、これらの動物を始め多くの生物を支える顕微鏡的な大きさのプランクトンの世界を紹介する。また、捕鯨活動を通して、南極の海洋生態系がどのように変わったかを紹介し、これからのSDGsなどについても説明する。

【最近の南極観光と将来の生態系サービス】

1975-76年の夏季にアルゼンチンの南極観測に参加したのが最初の南極であった。同国のアルミランテ・ブラウン基地は南極半島にあり、南米大陸先端のウシュアイア港から船で2-3日の距離であり、当時からすでに南極観光船の銀座通りであった。2013、14、18年の1月に国内旅行代理店主催の南極観光クルーズに講師で参加した。最近の南極観光の様子を紹介し、観光活動と南極観測活動との関わりについて紹介する。
観光と自然環境の保護との関わり方、生態系サービスの将来について説明する。

【閉鎖社会のマネージメント】

丸一年間に及ぶ南極昭和基地の越冬生活は、特殊な閉鎖社会における生活と言える。越冬観測隊の構成は様々な専門分野を代表する者であり、国内における職業は多岐に渡る。越冬隊は越冬隊長をリーダーとして、各隊員はそれぞれの専門分野の任務を全うするために様々に工夫する。越冬中に思わぬトラブルが発生しても、国内にいるように直ぐに交換部品を調達することは不可能であり、現場での創意工夫が要求される。
南極観測基地の越冬観測は宇宙ステーションの観測と似ているところがある。現場でのリーダーのマネージメントは観測の成否に大きく関わる。第33次越冬隊長を務めた経験から集団生活のマネージメントの難しさを紹介し、それぞれの職場のマネージメントのヒントを提供したい。

実績

2013,14,18年1月、読売旅行主催の南極クルーズの講師。

2016年 8月20日 「立松和平」夏休み!シンポジウム、南極へいった男
会場:栃木県宇都宮市、とちぎ福祉プラザ(対象:一般約160名)
主催:立松和平記念館設立準備委員会

2015年4月20日 創立記念日講演会「南極から地球へのメッセージ、-地球の皆に、特に真女生へー」
会場:栃木県真岡女子高校体育館(対象:在校生約400名)
主催:栃木県立真岡女子高等学校

2014年12月20日 岩手医科大学産婦人科教室同門会講演会「南極から地球をみる」
会場:盛岡市ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング(対象:産婦人科教室全職員約150名)

南極や北極の観測について小中高校で数多くの講演を実施、他にも地方公共団体等にて講演を行った。国内ラジオ・テレビ番組出演の他に、アラスカ州アンカレッジの環境フォーラムでの基調講演の折には地元のラジオトーク番組に出演した。

講演の特徴

パワーポイントのスライドを使い、南極や北極の画像を数多く取り入れながら講演を行う。
北極と南極と違いについては場内を暗くし、地球儀と懐中電灯を使った簡単の実験を行う。

また、国立極地研究所からの南極氷資料の提供が可能であれば、
家庭の冷凍庫の氷との違いについて簡単な実験を行う。
そのうえで南極の大陸氷床は過去100万年前にに遡るタイムカプセルであることを説明する。
時間の許す限り場内からの質問に応える。

著書

福地光男(1982)
2.2.沖合の生物,2.2.1.一次生産.南極の科学.7.生物,11-32頁 (古今書院)

Fukuchi, M., Marchant , H. (2006)
Antarctic Fishes: Illustrated by the Gyotaku method by Boshu Nagase, 136pp, Rosenberg Publishing Pty Ltd, Australia

福地光男・ハービ J マーチャント(2006), 南極色彩魚拓図録(テラパブ)

福地光男・谷村篤・高橋邦夫(2014)
南極海に生きる動物プランクトンーその不思議な生態.極地研ライブラリー(成山堂書店)

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